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血管の若返りで糖尿病から身体をガードしましょう

血管の若返りで糖尿病から身体をガードしましょう

『クリルキング』の主要成分のひとつでもあるアスタキサンチンは、ご存知のように自然界に広く分布している天然の赤い色素で、サケやエビ、カニなどに非常に多く含まれるカロテノイドの一種です。最近では、野菜のトマトに含まれるリコピンや人参のβ‐カロテンなどのカロテノイドが、さまざまなトラブルを身体に引き起こす原因となる活性酸素を、スムーズに消去する抗酸化作用をもつ成分として最近注目されています。そして、そんな他の成分から抜きん出たスーパーパワーをもつアスタキサンチンは最も注目の成分なのです。人間はアスタキサンチンを体内で自ら作り出すことはできません。まずヘマトコッカスと呼ばれる海の藻類を食べたオキアミなどの動物プランクトンをエビやカニ、魚類が食べる、というように食物連鎖によってさまざまな生物の体に取り込まれています。サケはもともとマスと同じ白身の魚ですが、アスタキサンチンを筋肉中に溜め込んでいるためにいわゆるサーモンピンクなのです。サケは産卵のために川を遡るときに大量の酸素を取り込むため、体内で絶えず活性酸素が発生して筋肉に大きな負担がかかります。その活性酸素を消去するために筋肉中にたくさんのアスタキサンチンを備えていると考えられています。さらに産卵する前に卵へアスタキサンチンを移行させ、紫外線の影響を受けやすい浅瀬に産み付ける卵のDNAを守ります。

スーパー抗酸化作用で糖尿病を寄せ付けない

このように、サケをはじめとする生物が抗酸化、抗疲労、抗炎症、免疫強化、持久力強化といった生存の戦略として利用しているのが赤い色素アスタキサンチンです。私たち人間にも、もちろん効果を発揮して、アスタキサンチンは肌だけでなく体の中から老化を防いでくれるのです。動脈硬化を引き起こす直接的な原因である血中脂質の異常である悪玉LDLコレステロールも、本来は体に必要な栄養素のひとつですが、体内で発生した活性酸素により酸化され血管壁に蓄積し、血管を硬く細くして老化させます。そこで、アスタキサンチンは強力な抗酸化作用で、まずLDLコレステロールが酸化されるのを予防。また、血中脂質にはLDLコレステロールを回収する働きをするHDLコレステロールという善玉コレステロールがありますが、動物を使った実験ではアスタキサンチンの投与でこの善玉コレステロールが増えたという報告までもがあります。さらに、メタボリックシンドロームの予備軍とされた22~65歳の17名にアスタキサンチンを3ヶ月摂ってもらう研究から、血管の傷を修復し、糖尿病や動脈硬化の予防に役立つ「アディポネクチン」というホルモンの分泌が増加したことが報告されました。このように、アスタキサンチンは悪玉コレステロールが酸化されるのを防いで、善玉コレステロールの生成を促し、善玉物質であるアディポネクチンを増やすという、いくつもの効果で血液中の脂質異常を防ぎ血管の老化を抑制するのです。またアスタキサンチンは糖尿病にも効果があると言われています。アスタキサンチンを糖尿病の症状がある肥満のマウスに与えた実験で血糖値が減少したという報告があり、このマウスの血中インスリン値を調べたところインスリンも増加していたそうです。また、肥満で高血圧のラットにアスタキサンチンを投与した実験では、血糖値が下がっただけでなく、インスリンも効きやすくなったという効果が報告されています。アスタキサンチンの抗酸化パワーが膵臓や細胞を活性酸素から守ることで、糖尿病の予防や改善が期待できるのです。★記事提供:ウェルネスライフ

参考:富士フィルム ヘルスケア未来研究所 血管を若返らせるアスタキサンチン TABIZIN

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