もっと効果的にオメガ3を摂取する方法を伝授します
オメガ3とは脂質の一種で不飽和脂肪酸に分類されますが、体にいい油として知られています。ですから、動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸ではなくオメガ3を賢く摂取していくことで日々の健康や美容、さらに生活習慣病の予防などにも役立てることができます。そんなオメガ3はクリルキング等のサプリメントで、手軽に摂取することもオススメしますが、日々の食生活でも摂り入れることが重要です。身近な食材にも含まれているので、メニューを工夫していけば無理なく毎食ごとにプラスすることも可能。オメガ3は私たちの身体では合成することができないため、外から補い続けることが必要な必須脂肪酸でもあります。そのため、できるだけ効果的に摂り続けて行く工夫が必要です。厚生労働省では1日の平均的なオメガ3摂取量を1000ミリグラムと設定していますが、実際には日常の食生活の中でこの基準をクリアしている人はほとんどおらず、20代~40代までの男性では330ミリグラムほど、同世代の女性にいたっては230ミリグラムと3分の1~4分の1程度と明らかな不足状態になっているのが事実です。日本では食の欧米化などが影響しているとされており、魚不足と言う食生活そのものの見直しも含めた摂り方の工夫が求められています。
食材選びと調理法でオメガ3をもっと効率よく摂取
そんなオメガ3の効果的な摂り方には2つのポイントがあり、まずオメガ3を多く含んだ青魚などの食材を食べるようにする、もうひとつは調理法を工夫することです。オメガ3は脂質ですから、もちろん油に多く含まれています。ですから食材選びだけでなく、油を使った調理法にこだわり、効率よく摂取していくことをオススメします。食材では青魚がなんといっても一番で、オメガ3のDHA・EPAが豊富に含まれ、老化対策から脳の働きの活性、視力への働き、生活習慣病の予防など幅広い働きが期待できます。しかし、日本人の若い世代でオメガ3が不足しがちなのには魚を食べる習慣が減っていることが理由として挙げられているのです。肉類ばかりを食べて動物性脂肪が過剰摂取に陥る一方で、オメガ3が不足して血液がドロドロになりやすく高血圧や動脈硬化といった生活習慣病リスクを抱えているのです。
油にこだわることで調理法の幅が広がる
さらに、調理方法ではオメガ3が豊富に含まれている油を意識して使用することが肝心です。含有量が多いのはシソ油、亜麻仁油、エゴマ油などが挙げられます。わたしたちが日常的に使用しているサラダ油はオメガ3よりもオメガ6の方が多く含まれています。同じ種類の油ばかりを使用せず、工夫して使い分けながらオメガ3の摂取を目指してみましょう。油をセレクトするだけでも、短調になりがちな毎日の献立の幅が広がります。また、どうしてもオメガ3は加熱によって損なわれやすく、時間が経過すると酸化してしまうと言う特徴があります。そこで、刺身やカルパッチョ、サラダなど加熱せずに生のまま食べることと、加熱する場合には高温ではなく低温で行うことといった工夫も求められています。でも魚は蒸し焼きや煮込みが適しているので食べるときにとくに火加減等の調理法を意識して、煮込みの場合は煮汁にオメガ3が溶け出していることも多いので必ず煮汁も一緒に摂ることが理想的です。
参考:オメガ3と食材 オメガ3を多く含む食材とは-オメガ3の食材- オメガ3と食材