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生理痛で生活に支障…「月経困難症」を疑って

生理痛で生活に支障…「月経困難症」を疑って

受精が行われなかったことにより、約1カ月周期でめぐって来る子宮内膜がはがれ落ちて血液とともに体外に出てくる症状を「生理」と呼んでいます。子宮内では、月経周期に応じて子宮内膜を厚くし、排出~新たに作るというサイクルを繰り返しています。このサイクルが生理期です。そして、この生理にともなう痛みには個人差があり、下腹部痛が代表的な症状ですが、腰痛、頭痛、便秘、肌荒れ、眠気、不眠などといった体の症状だけでなく、イライラ、不安感、集中しにくい、ゆううつ感、無気力など精神的な症状に悩まされる方も多く見られます。このため、服薬が必要であったり、勤務や家事ができなかったり、寝込んでしまう等、日常生活に支障が生じるほどの強い生理痛がある場合は、「月経困難症」(月経の開始から終わりにかけて起こる)かもしれません。

「月経困難症」の原因を知る

●自律神経バランスの崩れ  身体や精神にストレスがかかる状況や、生活習慣の乱れが続くと、ホルモンや自律神経のバランスが崩れて生理痛が強くなることがあります。原因として長時間の立ち仕事、飲酒、喫煙、暴飲暴食、睡眠不足、カフェインの摂りすぎ等があります。

●血行不良  血行が悪くなると、子宮が冷えて機能が低下し、強い痛みが生じます。クーラーで体を冷やす、体を締め付ける服やジーンズを着用する、長時間同じ姿勢で仕事をする、喫煙等が挙げられ、低体温、手足や下腹部が冷たい、しもやけ、口内炎も痛みの原因となります。

●骨盤が歪んでいる  骨盤の歪みは骨盤の動きが硬くし、生理痛を起きやすくします。足を組む、横座りをする、常に片方の肩にバッグをかける、同じ向きで寝るなど、体のバランスの崩れが骨盤を歪ませます。長時間パソコンに向かったり、頭を使いすぎたりすることも骨盤を硬直させるが原因となる場合もあります。

これらについては医学的根拠があるわけではありませんが、生理痛の陰には、「子宮内膜症」や「子宮筋腫」などの病気が隠れていることも多く、場合によっては不妊症になるものもあります。決して冷えや骨盤の歪みのせいにせず、病院を受診しましょう。

ライフスタイルから「月経困難症」を防ぐ

●食べ物・飲み物で防ぐ

生理痛を和らげるには、体を温める食べ物や飲み物が効果的だとされています。おすすめは昔ながらの和食で、油分の多いスナック菓子、ケーキ類をできるだけ避けると良いといわれています。栄養のバランスを大切にして生理の痛みを和らげましょう。 ・発酵食品:味噌、醤油、ヨーグルトなど ・根菜類:人参、大根、ゴボウ、蓮根など ・保温効果:生姜、玉葱、ニンニクなど ・食物繊維:サツマイモ、コンニャク、寒天、ワカメ、キノコ類、切干大根など ・大豆製品:豆腐、納豆など ・飲み物:麦茶、ハーブティー(ローズヒップ、カモミール、ペパーミント等)など

●ストレスを解消して自律神経を整える

規則正しい生活  栄養のバランスがいい食事、適度な運動、十分な睡眠 ・仕事、家事、育児など、生理痛の背景にはストレスも大きく関係しています。毎日リラックスできる時間を積極的に作りましょう。

・リラックスタイムを作る 半身浴、ティータイム、友人と会う、DVD鑑賞、ウォーキングなど自分に合ったリラックス法を見つけましょう。

参考:カラダのキモチ ひどい生理痛を和らげる9つの方法 カラダのキモチ

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