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オメガ3の抗炎症作用で「負けないカラダ」作り

オメガ3の抗炎症作用で「負けないカラダ」作り

「炎症」とは、赤くなる、痛む、熱くなる、腫れるといった身体の異変のことです。この「炎症」は誰にでも起こり得る症例で、皮膚の表面だけでなく全身の目に見えないところで起こる可能性があります。例えば、関節炎、気管支炎(喘息)、大腸炎(炎症性腸疾患)、皮膚炎(湿疹)等、よく知られていますが、炎症性疾患には、かゆい、痛い、こわばる、腫れるといった少々厄介な症状を引き起こすため、ほとんどの人が抑えるために抗炎症薬を使用しています。そこでオススメなのが、食事やサプリメントでのオメガ3脂肪酸摂取です。オメガ3脂肪酸は優れた抗炎症作用を持ち、ナチュラルな物質で、有害な副作用を持たず、医師の処方箋もいらず、比較的安価で、何よりも化学的に作られた薬を服用するより安全に炎症を抑えることができるといえます。実際に、アメリカのドクターたちの中には薬を処方する代わりに、最近はオメガ3脂肪酸のサプリメントの摂取を患者さんに薦めることが多いとされています。 

坊さん食べる抗炎症薬”がDHAとEPA含有のオメガ3

オメガ3脂肪酸であるDHAEPA「炎症を起こさせる有害な物質(炎症性エイコサノイド)の過剰生産の抑制」「レゾルビンやプロテクチンといった炎症を治癒する生化学物質の放出」と言う働きから炎症を防いでくれ、その作用からもオメガ3は食べる抗炎症薬として非常に期待されているのです。しかし、残念ながら人間の体内で作ることが不可能なため、人々の多くはオメガ3の十分な摂取ができません。これこそが、人々が炎症性疾患に悩まされる大きな原因でもあります。そして様々な炎症のコントロールは、年齢や性別に関わらずに健康を維持する上で重要なことです。近年、メタボリックシンドローム、生活習慣病さらには老化の原因として、慢性的な炎症が関わっていることが分かってきました。また、慢性的な炎症は徐々に身体をむしばみ、疾病の発症、重症化に関わるため、炎症をできるだけ早く収束させることが何より重要だといえます。アメリカのピッツバーグで行われた研究からも、オメガ3脂肪酸は他の抗炎症薬より安全な代替薬となりうることが認められています。その研究では首や背中の痛みに苦しむ患者250人に1200〜2400mg/日のフィッシュオイル・サプリメントが医師から投与されました。ご存知のように、フィッシュオイルにはオメガ3脂肪酸(DHAやEPA)が含まれています。この投与から平均75日間にわたってフィッシュオイルを摂取した患者125人のうち、60%が全体的な痛みや関節痛が改善したと述べ、59%が抗炎症薬の使用を止めることができたと述べていて、有意な副作用は報告されていません。オメガ3脂肪酸は魚、特に青魚に多く含まれていますが、最近は、食生活の変化からほとんど食べなくなってきています。逆にファストフード、コンビニ食をよく食べるようになり、好ましくない脂肪を身体に貯めるようになりました。これが、やがて内臓脂肪となり、炎症の原因となるメタボリックシンドロームを引き起こします。オメガ3脂肪酸は炎症を抑えるだけでなく、体脂肪を減らす作用があることも報告されており、摂取することで多くのメリットを得ることができます。魚を摂取する機会が少ない場合は、サプリメントでの手軽な摂取があり、飲みやすいカプセルタイプがほとんどなので、手軽にオメガ3を摂取することができます。様々な炎症で悩んでいる方、運動後の筋肉痛を和らげたい方に限らず、毎日の健康維持の習慣としてオメガ3に注目しましょう。

参考:フィジーク・オンライン FISH OILオメガ3 脂肪酸と抗炎症効果 フィジーク・オンライン

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