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関節痛は「原因を知る」ことから予防が始まる

関節痛は「原因を知る」ことから予防が始まる

私たちの体には何と200本以上の骨が存在していて、その骨と骨の間の部分を関節と呼んでいます。この関節は全身で140以上ありますが、そこに何らかの痛みが生じてしまう病気が「関節痛(関節炎)」で、実にさまざまな原因から痛みが発症します。関節は自由に動かせますが、そのために骨と骨の間の軟骨、関節周辺の筋肉や腱などの組織、運動神経や知覚神経などにトラブルが生じやすいという欠点があります。さらに痛みだけに限らず、腫脹、疼痛、発赤、熱感、こわばり、むくみ、疲労、頭痛、下痢、吐き気、不眠などの思わぬ症状を引き起こす場合もあります。朝起きた後や長時間同じ姿勢でいた後、また歩いた後などに、ひざやひじ、手足の指などの関節に動きにくさや痛みを感じることはありませんか? 関節の痛みは寒い季節に特に感じやすくなりますが、そんなこわばりや腫れ、痛みがあったら、関節に炎症が起きている可能性が大きいと考えられます。関節にこわばりや腫れ、痛みを感じたら、まずは医師に診てもらい、その原因をきちんと知ったうえで正しい予防や治療を行うことが何より大切です。

変形性関節症になりやすいタイプとは…

「関節痛」には大きく分けて変形性関節症関節リウマチがあり、さらに健康促進のため中高年以降からスポーツを始める人に多く見られる、ついつい無理をしてしまい生じる関節障害があります。この変形性関節症・関節リウマチ・関節障害の3つは、同じように関節で痛みを伴いますが、実はまったく異なるものであり、それぞれ対処法や治療法が違っています。ですから、どれも関節痛だからただ湿布薬を貼って冷やす、温めるなどの自己判断による治療を行うと、そのときは痛みを抑えることができても、次第に症状を悪化させてしまい根治を難しくさせることがあります。今回は代表的な「関節痛」である変形性関節症についてお話します。関節は軟骨がクッションとなってスムーズに動きますが、加齢とともに軟骨がもろくなり、欠けたり、すり減ったりするため周囲に炎症を起こし変形性関節症となります。もっとも起こりやすいのはひざで、常に全体重のほとんどを支えているうえに、座ったり立ち上がったり大きな力が加わり、さらに加齢によって足の筋肉が衰えることからひざへの負担がいっそう大きくなるため、ひざ痛を訴える人が多いのです。変形性関節症は加齢とともにどなたにでも起こる可能性があります。また、次のような人にはとくに変形性関節症が起こりやすいので、くれぐれも注意しましょう。

●肥満気味 重い体重を支えるためにひざにかかる負担が大きくなります。

●運動不足 運動することが少ないと、上げ下げ曲げの動作が減り、肩・ひじ・ひざなどの関節が固くなって、同時に筋肉が衰えるため関節への負担が増加します。

●O脚気味の人 O脚やガニ股気味の方の場合、ひざが外側に曲がっているため内側の軟骨がすり減りやすくなるため関節に負担がかかります。

変形性関節症予防の2大ポイント

変形性関節症の予防には

1. なるべく関節に負担をかけない生活を意識する

2. 毎日の運動で関節を柔軟にして、さらに周辺の筋肉を強化する

この2つが大切ですが、関節に負担をかけない生活をするためには

・肥満気味の場合はできるだけ体重を減らす ・肩や腰、ひじ、ひざをなるべく冷やさない ・同じ姿勢を続けないようときどき身体を動かす ・外出時にはクッション性のよい靴を選ぶ ・ひざを伸ばしかかとから着地し、つま先で後ろへ蹴る正しい歩行をする ・O脚の場合は、靴のインソールなどでなるべく補正する

を心がけましょう。 また、オメガ3脂肪酸には関節軟骨の変性を遅らせる役割を果たすとされているため、クリルオイルの活用で関節炎を緩和させる可能性があるといわれています。

参考:omron vol.29 関節痛…原因を知って早めの予防と対策をomron
参考:NEWSポストセブン 関節痛や成人病予防に期待 サプリ新成分の「クリルオイル」NEWSポストセブン

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