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生活習慣病には冬こそ毎日の運動が欠かせません

生活習慣病には冬こそ毎日の運動が欠かせません

つい寒さを理由に、毎日の運動をサボりがちになる冬。もちろん寒い季節でも、しっかりと防寒対策すれば快適に運動できますが、ただし屋外で運動するときは注意が必要となることを覚えておきましょう。米国運動協議会(ACE)によると、寒い日に安全に運動するために次のように心がけることが大切です。 ・時間の余裕をもって、ウォーミングアップを十分に行うこと。 ・帽子、手袋、靴下などを着用して体を温かくすること。 ・寒さが厳しいときは、鼻や口をスカーフやマスクで覆うこと。 また、冬に発症しやすい病気のうち、もっとも重大なものとして血管障害(心筋梗塞・脳卒中)が挙げられますが、その原因は、低温環境そのもの、あるいは室内外の気温差が刺激になって脳や心臓へ負担がかかることです。血圧は季節によって変動しますが、特に冬場は血圧が上昇しやすいことが知られていいて、その理由として、

・寒さを感じると、体温の発散を防ごうとする血管の収縮から血圧が上昇する。

・冬は運動不足になりがちで、肥満になりやすいため高血圧に影響する。

・クリスマスや忘年会など、食べすぎや飲酒の機会も増えることも、血圧を上げる要因となる。

が、挙げられます。

ウォーミングアップで体を急激に冷やさない

寒さで交感神経は緊張し、全身と心臓の血管が収縮し、血圧が高くなりがちで、血圧が高くなると心臓に負担がかかり、狭心症や心筋梗塞が誘発される危険性が高くなります。ですから、運動も時間の余裕をもって、ウォーミングアップを行い、楽しみながら続けましょう。歯を食いしばって頑張るのはなるべく避け、雪かきのような激しく力む運動をするときは、血圧や心拍数が上昇しやすいため、ウォーミングアップを十分に行い、いきなり寒い屋外に出ないようにしてください。首、手首、足首が外気にふれると、肌から熱が逃げて体温が下がるんで手袋やマフラー、レッグウォーマーなどを活用。また、冷たい空気をいきなり肺に吸い込まないようマスクを使用しましょう。

厚着を繰り返さないで、吸湿・速乾性の素材を上手に使う

服装の寒さ対策の基本は、上手な重ね着です。厚い服を1枚着るよりも、薄めの服を重ね着する方が、衣類と衣類の間の空気が断熱材の役目を果たして熱を蓄えてくれます。運動中に着用する衣服の役割は、寒さなどの外部環境の変化から体を保護することと、体から出る熱や湿気などの変化に対して衣服内環境を快適に保つことです。このため、冬の衣服には防寒機能と、吸湿性や放湿性の機能が同時に求められます。多くの人は防寒対策として、温度を維持するために空気を通さない上着を着て、外部の冷たい空気が入り込まないようにし、内部に空気をためられるようにセーターなどを着込みます。厚着をすればするほど体温は上がっていき、服の中の空気の温度も上がります。最初のうちはそれで暖かさを感じますが、次第に温度が上がりすぎ、温度調節のため汗が出ます。この汗が衣服の中で蒸発ながら、衣服や体表に水となって付き、その水分が体温で暖まりふたたび蒸発。そのときに皮膚の温度を奪っていきます。いくら厚着をしてもなかなか暖かさを感じないのはこの現象によるものですが、これに気がつかずにどんどん厚着を繰り返す人も少なくありません。対策として、汗をかいた場合は、アンダーウェアに、防寒・保温性があり、汗をすばやく吸収する速乾性機能をもつ素材のものを着用する方法があります。運動中に汗をかいてしまうという方は、この方法を試してみてください。 ★記事提供:ウェルネスライフ

参考:一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 冬の運動の注意点 寒さ対策とウォーミングアップ Food Watch Japan

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