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肥満や生活習慣病予防?「低糖質食品」市場激化

肥満や生活習慣病予防?「低糖質食品」市場激化

テレビCMでもバラエティーに富んだ「糖質0」製品が目を引くようになりました。実は、脂肪分オフやゼロ、カロリーオフやゼロ食品市場が思わぬ苦戦を強いられる中、糖質オフや糖質ゼロなどを謳った低糖質食品の市場の動きは現在ますます活発になっています。この動きからも、これは一過性のブームではなくダイエットや健康管理の基本として今後「低糖質食品」が定着していく証と見られています。市場調査の結果、糖質オフ&ゼロの食品市場は2015年3,185億円(前年比11.1%増)、2016年3,431億円(前年比7.7%増と)、2017年以降競争が激化しているのです。この糖質を制限するダイエットは5年程前からブームになり、その効果の高さと続けやすさから老若男女問わず支持を得ていますが、裏付けるように糖質制限に関する本や商品はここ2~3年ほどで驚く程の数で登場し、いち早く低糖質商品に注目したローソンに続き各コンビニチェーンや、寿司等の外食チェーンなどでも高い人気と売上を記録しています。

糖尿病患者ではなく健康マニアに人気の低糖質スィーツ

そんなブームの中、特にコンビニ業界では低糖質製品の販売が強化され、ローソンはブランパンを始め、小麦を使用せず乳酸菌も一緒に摂取できるという進化系の低糖質パンや豆腐麺シリーズを販売。ファミリーマートでは、あの結果にコミットするライザップと共同開発した低糖質のパン、デザート、焼き菓子、カップラーメン、飲料をオリジナルで発売。ミニストップでは、糖質コントロールパンと糖質コントロールスイーツを発売しています。また、大手スーパーでも糖質0gの生麺やカップ麺も陳列棚に並ぶようになり、楽天やアマゾンなどのネット通販でも低糖質食品はいまや人気の売上ランキング上位を占めています。このようにパン、麺類(ラーメン、パスタ)などの主食だけではなく、最近の傾向は、アイスクリーム、プリン、チョコレートやクッキー、クリスマスや誕生日用ケーキなどのスィーツ類の充実。かつては糖尿病患者のために考案された糖質制限食でしたが、女性を中心にダイエッターや健康マニアが利用するようになり、今は誰でも手軽に低糖質食を選択できるようになったこともブームに拍車をかけています。

「糖質オフ食品」が圧倒的に支持を得る理由

考えられるブームの理由として、糖質制限効果のメリットの大きさが挙げられます。かつては、カロリー制限が主流だったため極端な「食べない」「量を減らす」という制限で減量していました。しかし、この方法は我慢を強いるため長続きせずリバウンドし、結果的に体重が戻る・増えるという悪循環に陥る方が多いものでした。特に、食べることでストレスを発散する傾向が強い女性にとっては制限系のダイエットは辛いだけ…。しかし、低糖質の食事方法は、糖質の量さえ減らせば肉類を始めとしたおかず類はたっぷり食べられ、糖質の含有量が少ないものを選べば、ご飯もパンも麺類も食べられるので、主食を我慢する必要がなく、我慢せず体重・血糖値を簡単にコントロールできると言う大きなメリットがあります。男性よりも美容・健康・ダイエット意識が高く、間食を摂ることに抵抗を感じる女性などにますます低糖質食品の需要は大きくなり、引き続き、低糖質食品市場は拡大すると予想されます。食品メーカーも「低糖質食品のバリエーションを増やす」ことをキーワードに、今後は、調味料、料理の素、レンジ調理食品、惣菜類へのニーズも高まりそうです

参考:woman’s labo 市場拡大中!2017年、低糖質食品に消費者が求めるものとは? woman’s labo
参考:Business Journal 糖質制限ビジネス、なぜ密かにブーム?コンビニ、外食…味にもこだわり、広い購入層 Business Journal

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