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DHAが痛みを抑えてくれるって知っていますか?

DHAが痛みを抑えてくれるって知っていますか?

健康食品や『クリルキング』等のサプリメントでも知られるDHAに、関節リウマチや神経障害性疼痛など、慢性の痛みを抑制する働きがあるという研究結果が発表されました。現在、日本には慢性疼痛に苦しんでいる患者が約2,000万人も存在するといわれ、「DHAの新規疼痛制御機能の解明」「慢性疼痛時における脂肪酸受容体GPR40を介した新規疼痛制御機構の解明」に関する研究は、2010年度、2012年度の科学研究費補助金(文科省)と2012年度の武田科学振興財団「薬学研究奨励」の申請が採択されるなど期待が大きいのです。DHAは、生体内の脳に多く存在している必須脂肪酸で、私たち人間もDHAを母親から受け継いで生まれてきますが、体内ではほとんど合成できず、青みの魚やサプリメントなどを摂取することで補充していかないと消費され欠乏してしまうことが分かっています。そんな性質を持つDHAが、どのような仕組みで痛みを抑制するのでしょうか?

DHAが「痛みのシグナル」を調節する

私たちの体には痛みを抑制する防御機構が備わっています。痛みを感じると脳内にあるβ-エンドルフィン(脳内麻薬様物質)などの因子が放たれ、痛みを抑制する方向に働きます。しかし慢性疼痛の患者は、痛みを抑制する生体内の機構が破綻しているのではないかといわれています。ですから、疼痛制御機構を何らかの形で活性化させることで、痛みを改善できるのではないかと3年間の研究により、DHAが脳内でβ-エンドルフィンの遊離を促進し、痛みを抑制する機構を発見されました。そして現在は、DHAの痛みを抑制する機構を解明するために、DHAが作用する脂肪酸受容体GPR40に焦点を当て、これらを介した痛みを抑制する機構の解明および慢性疼痛下における脂肪酸の役割についても研究を進めているそうです。DHAは、痛みを収束するような方向に導く脂肪酸だと考えられ、脳内に蓄積しているDHAは、痛みを感じると、それを抑制しようと切り出され、消費されていることが予想されます。つまり慢性疼痛の患者は脳内のDHAが欠乏し、生体内の痛みを抑制する機構の破綻を招いているのではないかと考えられます。DHAなどの脂肪酸の調節が、痛みのシグナルを調節できるのではと期待されるのです。さらに脂肪酸解析に関する技術の進歩によりDHAなどの脂肪酸が脳内のどこに、どのような形で局在しているかが可視化できるようになり、次第に脂肪酸の役割が解明されつつあります。慢性疼痛も脂肪酸の局在変化が明らかになれば、痛みを引き起こす機構がさらに解明でき、疼痛治療のための新たなバイオマーカーの探索や創薬のヒントとなるものが得られるのではないかと考えています。今はまだ、DHAが痛みに関係しているのではないかという動物レベルの研究段階ですが、慢性疼痛で苦しむ患者のためにも、基礎研究と臨床研究がリンクして慢性疼痛の機序解明や治療薬の開発につながっていくことが行われています。また慢性的に痛みがある患者は、うつや不安といった情動的変化を伴い、その後のQOL(生活の質)が著しく低下することが分かっています。うつを発症した患者さんの脳の中を調べてみると、DHAなどの脂肪酸のレベルが下がっていることが臨床的に分かっています。DHAは痛みだけでなく、その後の二次的に発症する、うつや不安といった情動的変化に対しても制御可能な因子となるのではないかと考えられています。        ★記事提供:ウェルネスライフ

参考:神戸学院大学 學報.net 痛みを抑制する「DHA」の働きを追究 神戸学院大学 學報.net

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